@京都「1・3・10年後の未来を描こう!」

「自分ゴト」と「社会ゴト」の重なる部分から
仲間との共通の価値観(ミッション)を発見し、
社会的チームアクションを創る場「シンライノテーブル」。
2016年2月は初参加の方が沢山お越しくださり、過去最多人数の回となりました。
目標は、継続参加者の方々で創ってきたミッション・アクションを確認し、1・3・10年後のチームビジョンを描くこと。
数年後のチームビジョンを描くことで、単発のアクションで終わらない大切さを共有すると共に
ミッションの実現の手段として、アクションをブラッシュアップしていきます。

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まずは自己紹介の後、3グループに分かれ、継続メンバーからこれまでの話し合い内容を共有。
メンバー自身の言葉でミッションを語ることにより、初参加の方にも熱が伝わり
それぞれの価値観、社会への想いについての対話が始まりました。

 

その後、グループごとに「1・3・10年後のチームビジョン」を考え、全体で意見交換をしました。
初参加の方が大半にも関わらず、
早速、未来の社会を見据えた意見、人の本質的な欲求を突いた意見が飛び交います。

 

「AIがあれば人間は役に立たなくなる!」
「人や自然を、“正しい・正しくない”“役に立つ・立たない”で判断する世の中をどうすれば変えられるのか?」
「誰もが何かしらの課題を持っている。迷惑がられたり、無視されるのが不安で言えない。言える環境、背中を押してくれる人がいる社会へ。解決しなくても、完璧ではなくても、すぐに反応してくれる人がいるという安心が大切。」
… などなど。

 

誰かの意見を受けて、みんなで熟考したり
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ひらめきを仲間にシェア!
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この日の議論のポイントは2つ。
1つ目は、アクションを通して伝えたい”他者との関わり方”について。
「日本社会は進化論を全面的に取り入れている。適者生存、成長改善。」
「“存在するだけで意義がある”という価値観は、偶然では生まれない発想。」
「悩みをシェアできる、いきなりのシェアは難しい。」
→「今日このシンライノテーブルで生まれているコミュニティを広げていけば良いのでは?」という意見が生まれました。

 

2つ目は、”生活の自給・生計”について。
「コミュニティの前に自分や家族が生計が立つことが大事。それがなければコミュニティに参加しづらい。」
「自分の生活がちゃんと確立していないと、信頼関係も生まれないのでは。」
「これからエネルギー、情報、輸送手段がシェアできる時代に。どうやって生計を立てていけるのか?」
→「人間は食べていければ(命があれば)生きていける=農業体験はキーとなるのでは?」という意見が生まれました。

 

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上の2つのポイントから、前回出たアイデアでカバー出来ているのではという結論に。
さらには、
「このまま便利さだけを追求する社会で良いのか?人類の岐路である。」
「そうはならないという希望を持ちたい!」
「正しいロードマップよりも実験が必要な時代。大人が諦めてはいけない!」
等という熱い意見も生まれました。

 

初参加の方からは
「初対面にも関わらず、普段は酔った勢いでしか話せないことを話せる場に驚き。」
「自然にこの話が生まれる場に感動。この感覚を日常に持ち帰りたい。」
といった感想を頂きました。

 

シンライノテーブルでは「シンライノテーブルkit」というワークショップツールを使用します。

 

来月は、今回に引き続きチームアクションを考える組と並行して
kitの初回、「自分ゴト」と「社会ゴト」の重なり探しから始める、新たなテーブルをスタートします。

 

まだまだ、新たなメンバーを募集中です!お気軽にご参加ください!
◯「シンライノテーブル」は毎月第3木曜日に開催しています。
 次回は【3月17日(木)19:00-@風伝館(京都 丸太町)】に開催します。
【詳細・お申し込みはこちら】
http://shinrai.or.jp/201602シンライノテーブル

@京都 「チームアクションを考えよう!」

「自分ゴト」と「社会ゴト」の重なる部分から
仲間との共通の価値観(ミッション)を発見し、
持続的なチームアクションを創る場「シンライノテーブル」。

 

2016年初回となる1月は、いよいよ【チームアクションを考える】ワークを開始しました。
1年かけて「自分ゴト」と「社会ゴト」の重なり、そして仲間の共通のビジョンを描くため、ワークショップを続けてきましたが、ついにここまでやってきました!
まずはチームのミッションから、アクションに必ず入れたい要素を3つ決め、それらを含んだアクションを個人で考えました。
参加者の皆さん、「うーん」と難しい顔で悩みながらも、真剣にペンを動かして書き進めていきました。

 

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次に4人1組に分かれて、考えたアクションを話し合いました。
企画アイデアを通して、各メンバーが普段社会に対して頂いている想いを改めて知ることが出来ました。
さらに”どのアイデアも、同じビジョンを目指したアクションなんだ”という仲間意識の下、お互いの意見を一度受け止めてから、「どうすれば実現できるだろう?」という話し合いが生まれていました。
お互いのアイデアに共感が生まれながら、それらが組み合わせたり、「もっとこうしたらいいんじゃない?」という提案も沢山飛び交い、話し合いの中でアイデアが洗練されていきました。

 

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今回アイデアが出たチームアクションの1つは、「モヤモヤアカデミー」という企画。
それは、例えば、こんな企画。
①農作業など自給的な暮らしの術や、普段関わらないような職人や年配の方が持っておられる技術を学び、身体を動かす
②①に参加した(おそらく)多世代の方と一緒に銭湯にいき、交流を深める
③その後、「もやもや」や「悩み」を抱えている人をスピーカーとした対話の場を行う(「自分の弱さ」「頼りたいこと」を出しやすい関係性をつくる)

 

チームで大切にしたコンセプトは2つ。
・「もやもや」こそ何かが生まれる前の状態、もっと肯定的なものだと伝えること
・将来、お金以外の交換や相互扶助的な関係をつくり、仕組み化するために、まずは普段「社会的」な場で出会わないような人達とも関わりを持つこと
これから、どんなチームアクションに育っていくのか、楽しみです。
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そして今月からは、信頼資本財団が開催している「A-KIND塾」(社会的事業家育成塾)1期生の皆さんが、「シンライノテーブル」の場を開いてくださることになりました。
これから沢山の場で、想いを持つ仲間が集い、社会的事業を起こす人達が増えて行くことを願っています。
今月は 2月18日(木)19:00-@風伝館(京都 丸太町) で開催します。
皆様のご参加をお待ちしています。
◯詳細・お申し込みはこちら
http://shinrai.or.jp/201602シンライノテーブル

@京都「チームにとって”大切な価値”を見つけよう」

「自分ゴト」と「社会ゴト」の重なる部分から
仲間との共通の価値観(ミッション)を発見し、
持続的なチームアクションを創る場「シンライノテーブル」。
今年から、財団オフィスのある京町屋「風伝館」で月に1度開催をしています。
11月からは、【STEP2  皆で理想の未来を描こう!】のワークを開始しました。
チームメンバーそれぞれが大切だと感じている「価値」を共有し、それらを統合します。これからチームで未来の理想図を描くための、土台となるプロセスです。
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まずは【STEP 1】で掘り下げた「自分ゴト」と「社会ゴト」から、チームメンバーそれぞれが”大切にしたい価値”を言語化しました。
そして”大切にしたい価値”を表すキーワードを、一人一人シェアしていきました。
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今回初参加の方にも、”私が大切にしたい価値は何だろう?”と自分に問いかけもらいました。
他のチームメンバーのキーワードに触発されて、それぞれの言葉が生まれていきました。
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シェアの際には、各自が出したキーワードに込めた想いを、それぞれが語りました。
例えば、「愛」という言葉も、自分の言葉で説明することで、チームメンバー個々人の価値観が共有されます。
また、「それは愛ではないのではないか?」「それは大切だが、もっと大切なことがあるのではないか?」という疑問が他のメンバーから生まれ、価値観についての議論が生まれました。
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今回議論になったテーマの1つは、「出番をつくること」と「理想を持つこと」。
”まずは「出番」があれば、関係性が生じ、豊かな未来ができる!”という意見と
”どんな理想をつくるための「出番」かが大事なのでは?”という意見、
さらにそれに対して”一つのゴールを目指すことは良いことなのだろうか?”という問いかけも生まれ、熱い意見交換が行われました。
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最終的にチームが”大切にしたい価値”として決めたフレーズは「愛に素直な未来」。
この言葉は、「素直に生きれていない(幸せでない人)が多いのでは?」という声と、それに対する「自分に素直であれば他者を傷つけてもいいのか?」という問いをきっかけに生まれました。
その問いに「それは素直になりきれていない状態なんだよ」という意見があり、「それじゃあどんな状態であれば、人は幸せなのだろう?」「それは、”愛に素直”な状態だ」というチームの答えが出たのでした。
次回からは”「愛に素直な未来」とはどんな未来だろう?”という問いのもと、教育・食事・医療…など各社会分野について考えながら、チームの未来理想図を作っていきます。
きっと”愛とは何か?”という点で、またもや議論が白熱する予感がします。ワークを通して、さらにチームの価値観が重ねていけることが楽しみです。
▼詳細・お申し込みはこちらから
http://shinrai.or.jp/201512シンライノテーブル

 

次回からのシンライノテーブルも、皆さんのご参加をお待ちしております!

@京都 「自分ゴトと社会ゴトから”価値”を見つけよう」

「自分ゴト」と「社会ゴト」の重なる部分から
仲間との共通の価値観(ミッション)を発見し、
持続的なチームアクションを創る場「シンライノテーブル」。
今年から、財団オフィスのある京町屋「風伝館」で月に1度開催をしています。
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世の中のために動きたい想いはあるけど
”どんなふうに形にすればいいか分からない…”
”1人では難しい、仲間がほしい…”
”活動を始めたけど、続かなかったことがある…”
といった悩みを抱えている人が、社会的事業に動き出す場とすべく
ワーク手法を練りながら、信頼衆メンバーを中心に開催を続けています。
財団が考える持続可能な活動のポイントは3つ。
  • チームアクションが「自分ゴト」に結びついていること
  • チームアクションが社会のニーズに合っていること
  • 支え合う仲間と大きな理想があること
まずは、これらをクリアにする場として「シンライノテーブル」を開催、チームアクションの創出をめざします。
さらに実行段階に入ってからは、財団の共感融資・共感助成制度やA-KIND塾(社会的事業家育成塾)で継続的にサポートをしていきます。
さて、10月は最初の一歩であるワーク
STEP1【「自分ゴト」と「社会ゴト」の重なりを見つけよう!】に取り組みました。
まずはそれぞれ個人が
”チャレンジしてみたい” ”実は悩んでいる…” ”興味がある”
といった「自分ゴト」を思いつくままに書き出してみます。
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次に、社会課題の例が書かれたシートを見ながら、
直感的に気になる「社会ゴト」をピックアップしていきます。
書き出したキーワードはそれぞれ、
「現在−未来」
「社会的価値(人のつながり、利他的欲求)で解決できること−経済的価値(お金)で解決できること」
の二軸にプロットしていきます。
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その後、4人1チームに分かれて
書き出したキーワードに対して「なぜ気になっているのか?」をヒアリングし合い、
それぞれの「自分ゴトと社会ゴトの共通部分」を探します。
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最後に書き出したキーワードの中から「最も気になる!」ものを1人1〜3つピックアップ。
全体で想いを共有しながら、大きなプロットを作成しました。
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11月のシンライノテーブルでは、個人個人の価値観を伝え合い、「どんな未来が欲しいか?」というテーマで語り合い、チームミッションとして1つの言葉に落とし込みました。
いよいよアクションを練っていく来月12月は15日(火)の19時から開催します。
初参加の方にも新たなメンバーとして加わっていただけるよう、これまでのプロセスの共有しつつ、皆で一緒に事業を育てていく場にしたいと思っています。どのタイミングからでもご参加も可能ですので、お気軽にお越しください。